CROSSWHEN

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原点

THE ORIGIN

このサイトの誕生までの歩みを解説します。

概要

2020年10月、公式サイト「CROSSWHEN」は誕生しました。

CROSSWHEN(クロスホエン)は、日本語で「交叉時点こうさじてん」の意味です。個人的には「時間軸の交叉する場所」の意図があります。操作性の分かりやすさ、正確な内容を扱う情報の正しさ、それらを主軸にして、これまで運営した様々なサイトやブログのノウハウを存分に活用したいと思います。たとえば、一般ユーザーの目には基本触れない部分であるデータ管理や全体の構成などには、それなりに技巧的な部分や変則的なものを残しつつ、一般ユーザーの目に触れるページは、単純明快なHTML5のソースコードで、教科書のように正しい文法を守る、そんな心がけを考えております。

このサイトでは、映画や小説など様々な作品の紹介や、随筆を公開していきます。

公式サイトができるまで

私は、これまでに幾つかのウェブサイトを運営しています。

開始時期不明

「the Definitive.」(ザ・ディフィニティブ)。

個人趣味のサイトです。

2010年10月10日に運営を休止しています。

2004年から

「Tribute to KUBRICK」(トリビュート・トゥ・キューブリック)。

スタンリー・キューブリック監督のウェブサイトです。

現在も運営しています。

2009年から

Google公式ブログの日本語版があるのを偶然知りました。覗いたところ、Googleの最新情報が取り上げられていました。内容もビジネス的でありながらシンプルで、単純な言葉で平易な表現で書かれているので、通常のブログの延長線で見られます。

「ブログは、芸能人や一般人の、面白くもない日常や自己主張を覗く日記アイテム」だけでなく、「ブログは、最新情報や近況情報の公開場所である」という考え方を初めて知り、やってみようかなという気になりました。

2009年に、偶然、「Tribute to KUBRICK」の些細な更新が不連続に続いた時期があり、そういった情報を気軽に公開できる場があると便利だろうと思ったのも事実です。

また、私事によりSNSのmixiで、日記の全てのデータを削除しました。その際に、データを一括して隔離させたり、ひとつにまとめるとなると、ブログならだいぶ作業が楽だろうなと思いました。

ブログの開始にあたり、当初はさくらのブログを選びました。しかし投稿記事の修正がリアルタイムで更新されず、動作の確認がすぐにできないのが致命的に感じて(いずれも本当はできるかもしれませんが)、使い物にならないと思いやめました。ブログ運営というものに対して一気にイメージが悪くなりました。やっぱりやめようかと思ったぐらいです。

FC2ブログでも試験的に始めましたが、すぐに嫌になり、一時間しないうちにサービス退会の手続きを済ませました。

アメブロや、ライブドアブログなど、著名なブログ提供サービス会社は他にもありますが、面倒くさくて試してみる気になりませんでした。

どこのブログ提供サービスでも共通して、テンプレートやレイアウトを選ぶ初期設定がありますが、これが好みのものが見つからず、探す作業だけで嫌になってしまいます。たとえばライブドアは1,000を越える数のデザインがあるらしいです。

それまで5年以上に渡り、自分のサイトを手書きで作ってきた私は、1ピクセル単位で好きなように画面をデザインしてきました。それに慣れているためか、「どうしてブログは鬱陶しくて気の利かない煩雑な設定ばかりなのだろう」と本当に思います。

2010年から

Googleが提供するブログサービスで、Blogger(ブロガー)があります。前述のGoogle公式ブログの日本語版も、これを採用し運営しています。

使用するブログサービスとして一度は候補に挙がったものの、私個人がすでにGmailやその他のGoogleの様々なサービスにいろんなデータを預けているため「これ以上ひとつの会社にオンラインサービスを委ねたら危険じゃないだろうか」という懸念があり、離れていました。

ところが、URL登録画面で、10回ぐらい様々に試したらcrosswhenという綴り* が受理されたので、それを和訳したものをタイトルにし、Bloggerにてスタートしました。異なる時間軸の情報や回顧録が交叉する場所という意味で、意外といい名付けかもしれません。

* ハーラン・エリスンのSF小説「世界の中心で愛を叫んだけもの」に出てくる用語が、「交叉時点(こうさじてん/クロスホエン)」です。

2017年に

2017年9月にブログの大規模なリニューアルを行ない、ウェブデザインの大幅な変更を実施しました。

2020年8月に。

ブログ運営元のBloggerでサービス内容の大規模なリニューアルがありました。具体的には、管理人が利用する設定画面の操作に大幅な変更が生じました。Bloggerの大規模なリニューアル自体は以前にもあったことです。なので今回も慣れるよう努力しましたが、今回ばかりはどうにも馴染めず、継続を諦めました。

2010年から2020年まで、10年に渡って運営していました。

Bloggerを利用して運営していたのは、合計2つです。「公式ブログ」と、公式ブログを含めた自分の運営するサイトについての最新情報を集めた「制作記」というブログです。どちらも運営をやめました。

10年に渡って運営したものをやめるのは非常に残念ではあります。それらに費やした手間や時間はかなりのものでした。一方で、操作手順が納得いかないものについて不満を抱えながら継続するのは、自分にとって良くないのもあれば、無料とはいえサービスを提供してくれているGoogleに対しても良くないと思います。なので思い切って、やめました。

ウェブ上における自分の公式の場所は継続して確保したいと思い、未来をいろいろ考えました。文章、写真、イラスト、音楽、映像などの作品を配信するウェブサイトサービスのnote(ノート)を検討しました。アカウント取得までいきました。うまくいけば有料化にして収益を狙えるかもとさえ思いました。しかし「第三者の提供するサービスが、リニューアルによって使い勝手に不自然さを感じて利用をやめたのがBloggerの顛末だった。同じことがnoteで発生したらどうする?」と思い、採用しませんでした。

私はもともと、手書きで自分のサイト「the Definitive.」を作ったところから、自らの歴史を始めました。ならば久々に手書きで再出発してはどうか?と思い、それが公式サイト「CROSSWHEN」誕生のきっかけとなりました。

Bloggerにせよnoteによ、それぞれのウェブサービスで独自の仕様があるのは当たり前で、時代の流れや提供元の会社の意向により仕様に変化が生じるのもやむを得ないことです。それらに翻弄されるより、世界標準規格であるHTML5やCSSを使って、手書きで自作で公式サイトを運営するほうが、私の性分には適しているのかもしれません。

そして、2020年10月から。

公式サイト「CROSSWHEN」は、ディレクトリ構成、ページレイアウト、そのほか様々なノウハウを、自分が運営してきた既存のものから存分に活用していきます。

映画監督のサイト「Tribute to KUBRICK」を15年以上、公式ブログ「交叉時点」を10年、最新情報を集めたブログ「制作記」を10年、それぞれ運営してきた時間や経験を無駄にしたくないのです。

題名が、ブログの頃が漢字表記「交叉時点」で、現在がアルファベット表記の「CROSSWHEN」なのは、区別をしたほうが自分の中でわかりやすいからです。これまでの経験からして、「原点の記録」と名付けたこのページを含めておそらく全てのページを、一般公開した2020年10月以降、何度も何度も加筆訂正を加えると思います。なので後から読み返した時に、より区別がしやすいようにという自分への配慮です。

追記:時季ごとに、テーマカラーを様々に。

2010年にブログを開設した当初は、一年中「オレンジ色と灰色」の組み合わせでした。それまで運営していたウェブサイトの名残で、フランス高級ブランドのエルメスカラーに倣ったものです。エルメスが好きというより、時代に左右されないながらも個性を発揮する色の組み合わせだと思ったからです。

2013年から、春夏の期間限定で「緑色」を取り入れました。

2015年から、正月限定で「金色」を取り入れました。

2016年から、クリスマス限定で「赤と緑」を取り入れました。

「金色」は、吉報を祝う特別な色として、正月以外でも使うときがあります。

また、訃報や不幸に際し、喪中や祈念を意図して「黒」、あるいは「白」にするときもあります。

2010年10月までの経緯は、以上です。それ以降の最新情報は、記録のページにて紹介しています。


原点
ORIGIN, THE CROSSWHEN
公開:2020年10月21日
更新:2022年06月11日